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しゃくりあげるというのは音をピッタリと合わせられないということです。
それが癖ならまだマシでしょうが、もしも最初の音が掴めないためにしゃくりで誤魔化しているとするのならば問題です。音程がとれていないということですから。
音程がとれていないというのにもいくつかパターンがあります。
一つは本当に音がわからないタイプ。こういう人は最初の音さえ取れればあとは合わせられる人が多いので、自分で気付いていないかもしれません。また、案外聞いている方も気にはならないので問題にはなりにくいのですが、それでも外れていることは外れているのですが。
もう一つのパターンはいきなり高い声から出せないために準備動作としてしゃくりを使って高音を出している人です。
これが典型的なしゃくりあげの例ですが、この場合は発声が好ましくないかそもそも自分の出せる音程を超えて歌っていることが多いため、問題でしょう。
音程が高すぎるのなら無理の無い高さまで下げれば良いだけなのですが、準備動作としてしゃくりあげてしまう場合は少し意識を変える必要があるでしょう。
発声が問題とは言いましたが、ここで言う発声は口周りの形、つまり音を声にして出す時点での問題です。
というと、口をはっきりと動かさないために一音一音にメリハリがないため音の高さが変わるときに音の境目が薄くなるため結果としてしゃくりのようになってしまうのです。滑舌というと近いのですが、少し違います。
どうしてもしゃくりあげてしまう人は一度口を大げさに動かして歌って見ることを勧めます。
上記の理由が原因なら、それで間違いなく解決するはずです。